IT業界が隆盛をきわめる近年、サービスやシステムの根幹を支える、サーバーサイドエンジニアが求められています。
様々な求人情報が公開されている、サーバーサイドエンジニアへの就職や転職を考えている方もいらっしゃるでしょう。
転職を考える人の中には、『今の仕事が生き方に合わない』『収入や待遇に不満がある』など、様々な悩みがあろうと思います。
今の問題を解決できる、よい職場探しの支援ができればと、以下をまとめました。
サーバーサイドエンジニアの定義
サービスやシステムの開発に携わる人々の中での、サーバーサイドエンジニアの位置づけについて整理してみましょう。
現在、システム開発に関わる人材は、以下のような種類に分けられます。
インフラエンジニア
システムを稼働させるインフラを支える人材です。
サーバーエンジニアとも呼びます。
小さな組織では、サーバーサイドエンジニアが兼任することもあります。
サーバーサイドエンジニアであっても、最低限のインフラの知識は求められます。
サーバーサイドエンジニア
当サイトの主役である、システム開発の中心的なキーパーソンです。
サーバーサイドプログラミング(Java,PHP,Rubyなど)を駆使して、システムの根幹を開発します。
クライアントサイドエンジニア
システムやサービスを活用するには、ユーザーインターフェイスが必要です。
近年はJavascriptを駆使した、クライアントサイドの専門的なスキルが、サーバーサイド技術と切り分けられています。
(昔のWeb系のエンジニアはJavascriptでのプログラミングも担当していました)
あなたは上記の、サーバーサイドエンジニアとして活躍していくわけです。
会社のタイプ
サーバーサイドエンジニアの求人を出している会社には、以下のような種類があります。
一般向けサービス運営開発
『Yahoo』『楽天』『google』『facebook』『はてな』『Twitter』などのように、自社で一般ユーザー向けのサービスを開発運営している会社です。
大手ばかりではなく、ベンチャー企業も活躍しています。
仕事の内容としては、『サービスの機能拡張』『新サービス企画開発』『サービスの運営』などとなります。
数あるサーバーサイドエンジニアの求人の中でも、報酬が高く、条件もよいものが多いです。
業務用サービスの運営開発
クラウド型会計システムを展開する『MoneyForward』や、アンケート収集サービスを展開する『マクロミル』や、グループウェアを展開する『サイボウズ』のように、業務用のサービスを運営開発している会社です。
従来はイントラ内やパソコンにインストールして販売するタイプのソフトウェアが主流でしたが、現在では、Webをプラットフォームとするクラウドサービスが全盛期です。
従来型のソフトウェアベンダーも、クラウドサービスへの転換を進めています。
ゲームやアプリ開発
ソーシャルゲームやコンシューマゲームのサーバー側機能の運用開発、その他スマホアプリなどのサーバー側機能の運用開発をする会社です。
流行に大きく左右される業界で、安定しているとは言い切れませんが、興味があれば検討対象にしてもいいですね。
SIer
主として業務システムの受託開発を行う、従来型のシステム会社が存在します。
これらは一般に、SIerと呼んでいます。
あらゆる業務範囲に対応したクラウドサービスがリリースされるに従い、『大金をかけて専用のシステムの開発をする』という企業も減ってきています。
また、SIer自体では要件定義や設計を行い、実際の開発は下請けに出すことが多くなります。
SIer側も下請け側も、Web系のサービス開発の空気感とは全く異なるので、よく考えてから就職活動をしましょう。
その他大手
マイクロソフトやアップルなどは、幅広いサービスやソフトウェア開発を手がけています。
自信があれば、企業選びの候補に考えてもいいですね。
サーバーサイドエンジニアの年収
年齢や能力にもよりますが、最低で年収400万円以上が相場となります。
条件によっては、年収1000万円クラスの求人もあります。
ひとつの会社に勤め続けて収入アップができるといいのですが、実際は転職をチャンスにして条件アップすることが多いです。
私の場合は三度の転職によって、収入アップをしました。
転職エージェントを利用しましょう
求人情報の探し方は様々ですが、やはり一番効率がよいのは、エージェントが付いてくれる転職サービスを利用することです。
エージェントスタッフは、求人情報自体に詳しいだけでなく、企業の経営陣や採用部門との個人的なパイプもあるため、裏事情などにも通じています。
そのため、有利な転職情報を教えてもらうことができます。
求人エージェントたちは、企業に対して人材を紹介(正規雇用)することで利益を得ているため、人材の長所を見極め、適所にプレゼンしてくれるプロフェッショナルなわけです。
注意点としては、「転職者を迷わせないために、あえて転職先企業を絞ってくる」「転職を成立させやくするため、給与を下げる方向への提案をしてくる場合がある」などがあります。
おすすめのエージェント
以下におすすめのエージェントを紹介します。
人間は変化を恐れる生き物ですが、一歩を踏み出せずに埋もれているのは勿体ありません。
以下の中で良さそうなエージェントがあれば、ぜひ問い合わせをしてみてください。
おすすめNo1. マイナビAGENT
エンジニアに特化した転職エージェントサービスです。
独自のルートによる非公開求人を扱っているのが特長です。
迷ったらまずはここがいいでしょう。
おすすめNo2. レバテックキャリア
こちらもエンジニアに特化した転職エージェントサービスです。
非公開求人+求職者に踏み込んだコンサルティングが特長です。
リスクヘッジのための、セカンドオピニオンとしていかがでしょうか。
おすすめNo3. ギークリー
IT・Web業界の求人全般に加え、ゲーム業界の求人を扱っているのが特長です。
こちらもエージェント支援を受けられます。
もしゲーム業界に興味があるなら要チェックです。