レンタルサーバでコンテンツを公開する

ここでレンタルサーバを契約して、コンテンツを公開してみたいと思います。
就職活動時の実績紹介に有効ですので、ぜひ検討してみてください。
また、実務での開発フローにおいては、FTPツールでのファイル転送や、サーバでの動作確認が必須となってきますので、『実サーバで運用の経験がある』というのは、武器になります。
月額は250円で用意できますので、大きな負担ではないと思います。
特にサーバを用意しないという方や、ご自身でサーバを構築されたという方は、次のステップに進んでください。

契約するサーバの種類

個人でサーバを利用するにしても、さまざまな選択肢があります。それぞれを簡単に解説していきます。

レンタルサーバ

管理会社が運営しているサーバを間借りする形式です。
ファイルをアップするだけでサイトを公開できるため、初心者やエンジニア以外が利用するのに適しています。
金額は、月額100円~数千円などの範囲になります。今回のケースは、PHPとMySQLの利用が必須ですので、月額500円程度が相場になります。
以下、お勧めのレンタルサーバを紹介します。

VPS(Virtual Private Server)

レンタルサーバは運営が簡単な分、制限があります。
自分でサーバ構築をする上級者は、VPSという選択肢があります。
VPSを利用すると、実務と同じLinuxサーバなどを、自分で構築していくことになりますので、大変勉強になります。
以下については当サイトを設置している、お勧めのVPSサービスとなります。

レンタルサーバの契約

今回は運用の簡単なレンタルサーバを例に説明していきます。
選択肢は非常にたくさんありますが、今回は金額が安く、サービス内容のバランスに優れる、ロリポップを使いたいと思います。
今後の説明でも、サーバに関することはロリポップの環境を前提にさせて頂きます。
(もちろん、別のサービスでも基本は同じですので、分かる方はどこでも構いません)

レンタルサーバ ロリポップの契約

プランは、月額250円のライトプランをお願いします。
PHPとMySQL(一個のみですが)を使えるので、必要最低限の機能をまかなえます。
10日間は無料ですので、お試しもできます。
以下を登録すると、そのままの流れですぐにサーバを利用できます。



なお、申し込みの流れについては以下が詳しいです。

ロリポップ お申込みの流れ

月額250円のライトプランを選択し、進んでください。
なお、独自ドメインは不要ですので、あらかじめロリポップで用意されているサブドメインを利用してください。

サーバの設定

上記の登録が終わりましたら、サービスをすぐに利用できます。

コントロールパネルの確認

登録が終わると以下のようなコントロールパネルに移動するはずです。

step1-070-1

ホームページの確認

契約したURLにブラウザからアクセスすると、以下のようなエラーページが表示されます。
これからここに、FTPでコンテンツを設置します。

step1-070-6

FTPの設定

ファイルを転送するため、FTP接続の設定を行います。
FTPとは、ファイルをサーバに転送するための仕組みとなります。

FTPアクセス制限の設定

まずは以下を参考に、FTPアクセス制限の設定を行ってください。

FTPアクセス制限の設定

FTP接続情報の取得

FTPに接続するため、接続情報を確認します。
以下を参考に、『FTPサーバー名(ホスト名)』『ユーザー名(アカウント名)』『パスワード』を確認して、テキストファイルなどにメモしておいてください。
FTP情報は、コントロールパネルの『アカウント情報』→『アカウント情報/パスワード変更』から取得できます。

各種FTPソフトの設定方法

FTPクライアントの設定

FTPクライアントを取得して、ファイル送信の設定を行います。
今回はシンプルなFFFTPを利用します。
以下のページからダウンロードを行います。

FFFTPダウンロードページ

トップページの中段に、「FFFTP 64bit(日本語版)*バージョン番号*」「FFFTP(日本語版)*バージョン番号*」というリンクがありますので、お使いのプラットフォームに合ったものをお選びください。

ダウンロードが済んだら、解凍して、『FFFTP.exe』を起動します。
それ以降の操作については、以下をご覧ください。

FFFTP(FTPS対応版)の設定

※ローカルの初期フォルダは、XAMPPのドキュメントルートである、
『C:\xampp\htdocs』
を指定しておくと楽です。

ファイルのアップロード

FFFTPの設定が完了したら、ファイル一式をアップロードします。
念のため、ここまでの最新ファイルを添付しますので、必要に応じてご利用ください。(プログラムソースの中の、$admin_emailというメール送信先変数については、あなたのメールアドレスに変更してください)

step1-060.zip

inquiry.php
$admin_email = "you@example.com"; // あなたのメールアドレスを入力してください

送信対象のディレクトリを指定して、アップロードボタンを押すとアップロードが開始されます。
今回は、FTP接続直下(ルートディレクトリ)に、『step1-060』というディレクトリをアップロードします。

step1-070-5

アップロードしたコンテンツの確認

ブラウザから、アップロードしたコンテンツにアクセスします。
すると、ローカル環境で表示したものと同じページを確認できます。
今回の例では、
http://xxx.xxx.xxx/step1-060/
となります。
メールアクセスに成功したら、お問い合わせページを表示して、メールを送信してみます。

step1-070-7

今度は本物のメールが送信されました!!
(しつこいようですが、$admin_emailはあなたのアドレスにしてください)

step1-070-8

まとめ

ここでは、レンタルサーバを契約し、実際のサーバへプログラムを設置して動作確認を行いました。
せっかく用意した環境なので、色々と実験してみてください。
今後も、この要領でサーバ上の動作確認を行いながら開発していきましょう。
これで初級は終わりです。

お疲れ様でした。
ここまででも、『専用の環境でメールフォームを一般公開しました』と言えるようになりました。

このページをシェア Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn